上場予備軍だと思っていたクラウドファンディングの「ミュージックセキュリティーズ」赤字
クラウドファンディングといえばCAMPFIREやREADYFOR?を思い浮かべる方が多いかと思いますが、個人的に1番気になっていたのがミュージックセキュリティーズという会社。
CAMPFIREやREADYFOR?は基本的に見返りを求めない「寄付型」、もしくは商品を購入して投資するような「購入型モデル」ですが、ミュージックセキュリティーズはリターンを求める投資信託型(証券化型)をとっています。
例えば「琵琶パールファンド2013」というプロジェクトがあって、ページ内には
と、まるで投資信託のように、リターンのロジックが表記されています。
個人的にリターン型はかなり厳しいと思っているので(下記参照)
「手堅い投資信託モデルだったら、可能性あるかもな・・・」と思っておりました。
更に株主が
- 東京海上キャピタル
- ユナイテッド株式会社
- 三菱UFJキャピタル株式会社
- 株式会社電通
- SMBCベンチャーキャピタル株式会社
- 静岡キャピタル株式会社
- 広島ベンチャーキャピタル株式会社
- しがぎんリース・キャピタル株式会社
- 株式会社リクルート・インキュベーションパートナーズ
とかなり豪華で、監査役も入っており、「上場準備中かなぁ」・・・と踏んでいました。
更に言うと、代表の小松さんも政治力がありそうな雰囲気がHPやブログから感じられ、クラウドファンディングの中で、地味ながら1番堅実で、実は1番有力なのかなって思っておりました。実際に大手企業や地域ともタイアップ(協力?)しているようですし。
売上規模結構あるのかなぁ・・・と。
(引用元:官報)
結果、約5,000万円の赤字でした。まぁ5,000万くらいの赤字は別に良いと思うので、ここから黒転して、上場できるかどうかが勝負ですね。
以前は震災関連(東北地方の証券化案件)のプロジェクトが多く、特需(ちょっとこの言い方だと、被災者の方に失礼な言い方かもしれません。すいません)により、伸びている部分もあったと思うので、ここから伸びるかどうか注目したいところです。
チラっと募集金額を見ても、2,000万とか1億があるので、数百万で苦戦しているCAMPFIRE等と比べると、証券型なのを踏まえても、やはり1歩も2歩もリードしている感じはします。
どっちかっていうとAQUSHの方がライバルかもな。
ちなみにミュージックセキュリティーズは、元々アーティストに投資するファンドでした(今もやってる)。アーティスト投資系だと、かなり前ですが、ライツバンクという会社があまり良くない倒産の仕方をしたので、
悪いイメージを払しょくして頑張って欲しいところです。
音楽系だと、芸能人が得意っぽいサイバーとか競合するかもな。
度々言っておりますが、クラウドファンディングはビジネス的には「結構厳しいな」と思う一方、素晴らしい仕組みだとも思っているので、なんとか、どこか1社にスケールして頂きたいと心より願っております。
でわ。
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