独自プラットフォーム戦略のモブキャストが黒字を維持できるのか注視
ネイティブアプリ市場の活性化によって、苦戦を強いられているGREEとmobage。
とは言えですよ。苦戦苦戦と言われているGREEとか、未だにクォーターで150億近くの利益を出しているんですよ。足首すら埋まってなくて、標高300mくらいにいるような感じです。
ヤバいのはGREEやmobageに付いていたSAP(ソーシャルアプリプロバイダー)。ポツリポツリと赤字に転落している会社が出てきています。
そんな苦しい状況の昨今ですが、当初からSAPではなくプラットフォーム戦略をとったモブキャスト。プラットフォームといっても自前でゲームを揃えたため(現在はオープン化)、数本しかゲームが無い(無かった)、とっても小さなプラットフォームです。
ただ、モブキャストが生き残って、gumiやボルテージが苦しむようなら、「gumiやボルテージも独自プラットフォーム作った方が良かったんじゃないか・・・」と、結論付けても良いような気がするのです。
ってことで、決算行ってみましょう。
売上は横ばいですが、利益が激減しています。3月に積極的な広告展開を行ったことが理由とのことですが
確かに会員数は増えています。
でも、伸びて欲しいはずの3月の課金者数が増えていないところは気になります。とは言え、これまでの課金者数推移も結構デコボコしてるので何とも言えないところです。
月間ARPU5,000円もまぁ、普通かなって思います。4月以降の課金額が伸びて復調しなければ、赤字転落が近いというとことだと思うので、引き続き注目ですね。
サイバーエージェントが同じように、独自プラットフォーム戦略で「コミュニティ + ゲーム」を様々なジャンルでバラバラに展開しているのに比べると、
上記のようなスポーツ系に特化したSNSやメディアとゲームの相性は良い気がします。恋愛シミュレーションのボルテージとか、同じように特化型プラットフォームは作り易そう。
モザイクで見えないけど、開発中の右下2つは、なんとなくおもしろそう。ネイティブも投入してくるのか・・・。
予想ではありますが、通期だと17億の黒字予想。本当にこんだけ利益出たら、グリモバ系中堅SAPよりは好調と言える気がします。
SAP戦略が正しかったのか、小規模でも独自プラットフォーム戦略が正しかったのか。引き続き注目です。
あ、時価総額は270億。ネイティブやってない割には結構良いお値段だ。クルーズが390億、Klabが220億。ボルテージが54億、enishが180億。うむ。
PS:このブログの関連記事で出てきたから思い出したけど、ボルテージは独自プラットフォーム既に作ってた(笑)
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