モブキャストが2012年第2四半期決算を発表。資料見やすいですね。最近のＩＴ系企業が決算説明資料が見やすくておもしろいです。

営業益予想を12％上方修正ということで、引き続き好調のようです。当初、「ＧＲＥＥやmobageのプラットフォームから独立して展開するのは集客面やユーザーの交流面（プラットフォーム内でのバトルや協力プレイ等のソーシャル制）で厳しいのではないか」と想定していましたが、予想に反して成功させてくれましたね。

モブキャストを見て影響したかは不明ですが、ボルテージも独自プラットフォームの展開を始めました。ＭＴＩ、ヤマダ電機、ＤＭＭ.comと他のプラットフォームの業績にも注目です。

■ボルテージ、独自プラットフォーム「女子ゲー」を開設…『ダーリンは芸能人』と『Love＆Job!オトナの事情』をリリース

会員データでいくと、課金率9%でARPPU4,543円とのこと。無課金者を含めても(ARPU）1人あたり450円程度払っていることになります。

現状、利益が出る範囲で広告を出稿するという非常に健全な拡大サイクルが回っているようです。このサイクルはARPUやCPAによって急ストップする可能性は当然あるのですが、サードパーティーを受け入れるとのことなので、新しいコンテンツをどんどん獲得できれば、しばらくは粘れないのでしょう。

また、GREEやmobageに手数料が取られない分、収益性が高いため、通常のSAPと比較して高CPAでも出稿できるのは、拡大戦略としても強いところです。

現在はスポーツ系に専念していますが、冒険系のカードバトルや恋愛ゲームはやらないんですかね？もしくはサードパーティーから受け入れるのでしょうか。

社員50人程度で年間50億の売上で数億の利益はとても優秀だと思います。通常のSAPとモブキャスト。どっちが伸びるか興味深いです。

■「モブキャスト」上場の件で関係者に反市場勢力が含まれている可能性があるのでメルマガで号外を出しました

こんな記事もあるけどね・・・。