「儲かりすぎ」と叩かれがちなソーシャルゲーム各企業。でもビジネスってそんなに簡単ではないわけで・・・儲かっている企業の陰で苦戦している企業もあるんです。

ってか苦戦してる企業がほとんどです。最近は市場の天井も見えており、勝ち組だと思われた「上場した企業」ですら苦しんでいます。

そんな苦しみをご紹介して、「あー、ソーシャルゲームも大変なんだな。別に儲かりすぎてるわけじゃないんだな」と認識して頂きたい(笑)

■KLab

先日、当ブログでもご紹介しましたが、減収減益です。赤字転落が見えています。これまでも利益率で考えると全く儲かりすぎてる感はなく、普通な感じです。

（資料引用：SocialGameInfo）

提供ゲームは「キャプテン翼」や「恋してキャバ嬢」、「幽☆遊☆白書」です。

ケイブ

「しろつく」、「くにつく」のケイブ。カードバトルが当たっていない会社は総じて苦戦している感じを受けています。（ボルテージとアリスマティックは頑張ってるかも）

赤字に転落しちゃってます。盛り返すのは結構大変なのではないでしょうか。カードバトル当てないと厳しいかも・・・。

ドリコム

「陰陽師」や「ソード×ソード」で有名な会社。下方修正を発表し、赤字転落の見込みです。既存タイトルが未だに稼ぎ頭だと思われます。ヒットが続かないと苦しいですね。

特にGREEでの存在感が減ってきている気がします。

アクセルマーク

「キングダムクロニクル」で一発当て、上方修正しまくってた感のあるアクセルマーク。QonQでは減収減益。利益率も普通。

クルーズ

こちらも減収減益。現在ランキング上位の「新魔×継承！ラグナブレイク」の売上がどこまで伸ばせるか（落ちないか）が大事ですね。

（資料引用：SocialGameInfo）

ここも利益率は２割以下ってとこかな。まだ好調な方だと思います。
ということで・・・誰だよソーシャルゲームはガポガポ儲かるって言ったやつー。

SAPいじめないでね。ゲームの問い合わせで「金儲けに走るなよ」とか「課金者ばっか優遇すんなよ」とかいろいろくるけどさ・・・みんなゴハン食べるために頑張ってんだよ。今、利益率が２０～３０％程度出てたとしても、一時的だったりするわけで・・・。

ここで紹介した会社なんてまだ良い方で利益全く出ないまま倒産しちゃったり、自力での成長を諦めて買収されちゃった会社も多いからね。

じゃあ、なんでそんなに儲かってるイメージがついてしまったのかというと・・・。

ｳﾋｬ━━━━━━ヽ(ﾟДﾟ)ﾉ━━━━━━ !!!!!

ヽ（ ﾟдﾟ ）ﾉ　ぅぉぉぉー

儲かってるのはこの２社でした。

まぁプラットフォームだからね。作る（市場を生み出す）の大変だし儲かって良いと思う。世界に出ていくには必要な資金だし。ただ、もう少し市場が落ち着いたら手数料下げてＳＡＰに還元したりしても良いかなって思います。

ちなみにＳＡＰの中で儲かってるのはcygamesとgloopsあたりだと思う。コナミもドラコレの次のヒットで苦戦してるし、gumiも最近はランキングに入るのに結構期間を要してるし、儲かりまくってるって感じではないと思います。