LINE8月単月のスタンプ売上3億円って凄いの? ARPU5円だよ
NHN Japanは「LINE」の登録ユーザー数が9月8日時点で、iPhone、Android、Windows Phone、BlackBerryアプリ、フィーチャーフォンの総計で、世界6,000万人、国内2,800万人を突破した、と発表しました。
有料スタンプの販売売上は8月単月で3億円を突破し順調なようです。「3億円は凄いなー」と思う一方、会員6000万人で割ると、一人あたりの月間売上単価(ARPU)は5円しかありません。
LINEは企業から、公式アカウントの月額費用を取ったり、ゲームを販売しているため、+αで、もう少々売上が乗ってくるかとは思いますが、それでもユーザー数で割ると10円程度ではないでしょうか。
正直これは大したことないです。年内に単月黒字化らしいので、大したことないとはいえ、それなりには凄いのですが、絶好調のGREEとmobageのARPUを見てみましょう。
(資料引用:Shares BLOG)
どーん。300円OVER。LINEが5円なので、GREEとmobageはLINEの60分の1の会員数でも売上は同じということになるんですねー。
(資料引用:in the loop)
少し古い資料ではありますが、上記を見て分かる通り、毎日数億PVある各SNSですら、広告収入のシェアは少なく、いかに課金させるかが売上上昇のカギとなります。
GREEとmobageの「無料ユーザーを、課金ユーザーに変える技術」は本当に素晴らしいと思います。そして、広告収入だけに頼っていたmixiは置いてかれ、身売り報道まで出ちゃってるって感じなのです。
なので、mixiのこともあるので、LINEも絶好調、安泰ということは全くなく、「今後いかにARPUを上げていくか」が課題となってきます。
■GooglePlayの有料版『LINE Birzzle PLUS 』売上がたったの17万らしい
上記の記事でも書きましたが、LINEのゲーム第1弾は不発に終わっています。GREE、mobageはゲームをやるための不特定多数のソーシャル空間となっているのに対し、LINEは「モロに知り合い」のクローズドな空間のため、GREEとmobageのゲーム戦略は使えないと思います。(違う訴求や手法のゲームなら別)
さてさて、クローズな空間に最適な課金ってなんでしょう?あなたもLINEのプロデューサーになった気分で考えてみてください。
そんな謎かけを、かけ逃げします(笑)
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