enish（エニッシュ）の2013年12月期第3四半期決算。

結果は相変わらずの安定感で売上も利益も維持。

柱は「ぼくのレストラン」から「ドラゴンタクティクス」に変わりそうな感じ。「ぼくのレストラン」は凄い粘ってるし、「ドラゴンタクティクス」も結構なクオリティです。

なんというか・・・マイペースな気がしてます。コロプラとかガンホーみたいに急上昇も無ければ、KLabやgumiのように一気に社員数増やして勝負かけたりもしない。古いヒットタイトルの「ぼくのレストラン」を、しっかりと運用しつづけて、流行りのカードバトルも地道に展開。一歩一歩着実にといった印象。もしかしたら最後まで生き残るのはこーゆー会社だったりするのかなぁ。

社長さんが元ザッパラス代表の経験豊富な杉山さんというところも大きいのだろうか。

従業員165名しかいない。既存だけでタイトル５つだから、１本あたり33人か（実際は新規ラインもあるから20人くらいかも）。デザイナーの割合も結構多いから内製の部分も多いのかな。

enishはブラウザのみなのだけれど、GREEの比率が１年前と比べると下がってきてる。

マルチプラットフォーム戦略はどれくらい上手くいっているのだろうか。運用負荷かからないのかな。dgameとかyamadaにも出していくのか。このへんも後からジワジワ１位とかありそうに思えてくるから恐い。

今後出てくる新作「ドラゴンタクティクス　レガリア」と「ドラゴンタクティクス∞」も、人気タイトルの続編、もしくはカスタマイズ版ってところが、これまた堅実手法。カードの使いまわしはあるのかな？

以前は「地味だなぁ」という印象だったけど、赤字に転落していくSAPを見ていると、「凄いなぁ」に変わってきた。堅実な経営手法も忘れないようにしよう。

唯一残念なのが六本木ヒルズに移転してしまうところ。

現本社ビルが、本社内 2 フロア及び社外 1 フロアの計３フロアに分散していること、また、来期増員のためにはさらなるフロアの拡張が必要なことから、オフィス機能を 1 フロアに集約することにより、業務における部署間、社員間の連携を深め、マネジメント効率の向上を図ることを目的としております。

まぁ、ごもっともな理由なのだけれど、六本木ヒルズは未だに高そうで派手なイメージを僕は持ているので、堅実な手法で地味なビルにいて欲しかった。。イメージの問題ね（笑）

もしかしたら、何か理由あって「格安で借りれた」とかあるかも知れないけど。