2013
08/07

ブラウザ系SAP各社が苦戦する中、CROOZが売上利益供に過去最高の好決算!

先日発表されたCROOZ(クルーズ)の決算。

「上場SAPの中では1番好調だろうな・・・」と思いつつも、GREE、mobage系の他SAPが苦しんでいるだけに心配しておりました。

結果は「売上、営業利益供に過去最高という」心配不要の素晴らしすぎる決算。これは強い。

グラフを見ても順調すぎる・・・。厳しくなってきている市場環境の中、前四半期比でもしっかりと伸ばしているところが本当に素晴らしい。ネイティブのリリース無しでコレですからね。

しかも、1Qは宣伝費下げているのに、売上伸びているのか。継続率かなり高いのかな。宣伝費は2Qにまわすとのことなので、翌Qも増収あり得るかも。

ちなみに発表された翌Qの業績予想は増収減益。「なんで減益なんだ?」って思っていたら、しっかりと書いてあった。ドキっとした(笑)こういう説明資料素晴らしい。

なるほど。今回、宣伝費を減らした分、利益が出たところもあるので問題ないでしょう。
中身を見てみると、主力は「アヴァロンの騎士」、「神魔×継承ラグナブレイク」、「HUNTER×HUNTER トリプルスターコレクション」の3タイトル。オリジナルタイトルが2つも入っているところが良いですね。制作力の高い証拠ですし、ビジネス的にもIP物(権利物)と比較すると利益率は高いはず。(IPだとカード制作費安くなることがあるので、売上規模によるけど)

しかも、「ラグナブレイク」と「アヴァロンの騎士」は、「コピー+α」のレベルではなく、全く異なるロジックのゲームです。異なるロジックの2つのタイトルを当てられる実力は本物でしょう。

決算説明資料には上記の通り、色々なハイライトが載っているのですが、1番気になったというか、気に入ったのがコチラ。

サテライトオフィス新設の部分に、「六本木ヒルズだとコスト効率が悪いので本社近くに新設しました。ヒルズには主力級のコンテンツだけ置きます」との記載。なんか堅実な感じがする。

もちろん「キレイなオフィスで働きたい」という人も多いだろうけど、個人的にはオフィスはショボくて良いので給料上げて欲しいし、今はソーシャルゲーム(スマホゲーム)市場は難しい流れ(環境)なので、この堅実っぷりは素敵だと思う。

気になる今後の戦略をいくつかピックアップ。

「みんながネイティブに行くからうちはしっかりとブラウザでシェア拡大します」と、ごもっともな意見。mobageの上位はCROOZ、Cygames、gloops、バンダイナムコゲームス等に絞られてきているので、ここの場所はしっかり確保するべきでしょう。まだまだ十分な売上規模ありますからね。

とは言え「当然、ネイティブも行きますよ」の姿勢。「アヴァロン」や「ラグナブレイク」のネイティブ化もあるのだろうか。今期も4本だと、もう作り始めてるだろうな。

ネイティブのクリエイターを積極採用。ポイントは「ブラウザゲームのクリエイターを異動させない」ところ。これは吉と出るか凶と出るか悩ましい。ブラウザゲームの市場は下降していくと思われるので、固定費との兼ね合いが結構重要になってくる。人員をブラウザからネイティブに異動させているSAPも結構ある。

少し話は変わって、会社として「CROOZ強いだろうな」と思うのが、

コマース事業をしっかり伸ばしてきているところ。

CROOZって初めからソーシャルゲームの会社だったわけではなく、大昔は「ロボット型検索サービス」を展開しており、続いてCROOZ blogを展開したり、Eコマースを展開したりと、色々と事業を展開しています。その上で近年、ソーシャルゲームで大ヒット。こういった、苦しんだり、地道に事業を伸ばしてきた経験のある会社は強いだろうなと。

でわ。


島崎遥香ファースト写真集 『ぱるる、困る。』

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