2013
06/21

公式CP電子書籍大手「コミックシーモア」運営のNTTソルマーレが何と赤字決算

スマホやタブレットの普及で、Google、Apple、amazon、楽天、LINEなどなど、大手プレイヤーがこぞって参入している電子書籍事業。

ただ、国内に関していえば電子書籍の先駆けと言いますか、爆発的に市場を大きくしたのはガラケー時代のエロコミックです。mixiが全盛期だった当時、mixiのバナー広告の多くががエロコミックだらけになっていたことを覚えている方も多いかと思います。今でも2ちゃんのまとめサイト等にたくさん出ていますね。

その広告を出していたのが、主に公式CP(コンテンツプロバイダー)と言われる、i-mode等のキャリア公式サイト(メニューリストに載っているサイト)を運営している、NTTソルマーレ、menu、インフォコム等の会社です。

スマホになっても「まんが王国」の広告等は未だに見かけますし、公式CP群もまだまだ頑張ってるのではないかと思っていたのですが、「コミックシーモア」を運営するNTTソルマーレが赤字決算(当期純損失3,632万円)を発表しました。

(引用元:官報)

利益剰余金は10億円程ありますが、通期で赤字ということは電子書籍が既に苦しいということなのでしょうか・・・。それとも恋愛シミュレーションゲームの方が炎上しているのだろうか。はたまた、何等かの先行投資をしているのか。

通期で赤字出るレベルだと思わなかったんですけどねぇ。

何社か決算資料覗いて見てたら、インフォコムの決算資料に良い資料があった。

2011年から2015年と、予測推移期間にだいぶ開きがあるので、今(2013年)がどの規模なのかよくわからないけど、やっぱり公式CP系は厳しそうだなぁ。

ちなみにインフォコムはゲームとかもやっていて、電子書籍単体の売上は分からないけれど、ネットビジネス部門は売上124億、利益6億でした。

PC市場のパピレスは上記の通り増収増益と順調っぽい。イーブックは売上30億、経常利益4.4億でした。PC市場は順調ってことなのかな。

スマホやタブレットに関しては、超大手プレイヤーがハードウェアやOSパワーを使ってきたり、LINEのようなインフラに近いプラットフォームが直でやっちゃったりと、古参の大手CPや、中小ベンチャーは苦戦しそう。最終的に生き残るのは何社なのだろうか。

プラットフォーマー以外の寿命はやはり短いのか・・・・。


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