2012
11/06
ポケラボ買収から読み解くグリーとDeNAの戦略の違い 「ふ~ん」って見てたらダメな案件
先日、ポケラボがグリーに138億円で買収されました。実はこれSAP等、ソーシャルゲーム関係者にとっては「ふ~ん」と、読み流してはダメな可能性があります。
タカノリさんの「インターネット界隈の事を調べるを」から画像を拝借して説明すると、 ポケラボはもともとDeNAの資本が強く入っていたことが分かります。 何が言いたいのかというと、
- グリーは有力なSAP(ゲーム制作会社)を取り込みたい
- DeNAは有力なSAP(ゲーム制作会社)を取り込む予定は特にない
ということになります。 DeNAは「ポケラボいらないから、グリーにあげるよ」(←ちょっと言い過ぎだけど)ということになります。 ここまででは「ん?」と思う方が多いと思うので、仮説として、
- グリーは内製タイトルのシェアを上げようとしている
- DeNAは引き続き、内製だけではなく、SAP(サードパーティー)にもゲーム制作を託そうと思っている
という可能性があります。 あくまで可能性にすぎないですが、グリーが内製タイトルの売上シェアを上げると、グリーにゲームを出しているSAPは今後苦しくなります。
将来的にグリーはプラットフォームから、ソフト(グリーに配信するゲーム)まで、グリー1社完全完結型にしようとしてるのかもしれません。
そうなってくると、グリー側のSAPはネイティブや独自プラットフォーム、DeNAへの移籍等を早めに検討した方が良いかもしれないということになりますよね。
まぁあくまで仮説なんですけどね。ただ、資本が入ってた好調企業をライバル会社に手放すって相当なもんですよ。(逆にライバル企業から奪い取るのも相当なもん)
だから隅っこにでも、両社戦略の違いを意識した方が良いですね。
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