ショッピングサイト「ZOZOTOWN（ゾゾタウン）」を運営するスタートトゥデイ初のリアルイベント「ZOZOCOLLE（ゾゾコレ）」が9月15日と16日に開催されました。入場チケットの価格は1,000円（税込）でドリンクとフードのチケット付き。

イベント終了後、スタートトゥデイは2日間の来場者数が1万人、総受注額が1億5000万円と発表。

これを聞いて思い浮かぶのは東京ガールズコレクション。業界人向けではなく、一般の若者をターゲットにしたファッションイベント。なんとなく似ているような・・・。

で、東京ガールズコレクションの来場者と売上を調べてみると、

３月１０日の日経新聞、繊研新聞、日本繊維新聞に先週末に開催された、東京ガールズコレクション（３月７日東京）、渋谷ガールズコレクション（３月８日東京）、神戸コレクション（３月８日神戸）に関する記事が掲載されていました。

３つのイベントについてすべて取り上げている繊研新聞によると、

第８回　東京ガールズコレクション（ＴＧＣ）　　２万２８００人
第３回　渋谷ガールズコレクション（ＳＧＣ）　　１万９８００人
第１４回？神戸コレクション　　　　　　　　　　　１万１０８８人

の動員数だった模様で、また、日経新聞によると、ＴＧＣ開幕から２４時間以内にケイタイ、パソコン、会場で売れた商品の売上高は、前年対比１．５倍の５７００万円！だったようです。春もの販売が本番に入るであろう今週、来週に先駆けての抜群のタイミングでもあり効果的な販売促進効果があったことでしょう。
（引用元：ファッション流通ブログde業界関心事）

もう１つ。

東京ガールズコレクションの来場者と売上

	来場者数	売上(万円)
第１回	約1万2600人	約1200万円
第２回	約1万8100人	約1500万円
第３回	約2万500人	約2300万円
第４回	約2万1900人	約2900万円
第５回	約2万3600人	約3500万円

（引用元：世界四季報）

ゾゾコレの1日(2日間のイベントなので2で割る)7,500万に対し、東京ガールズコレクション 5,700万以下。ということで、ゾゾコレの方が売上では上回ってそうです。（※東京ガールズコレクションの売上は今年でないのと、運営会社自体が最近は変わったので、あくまで、ネット上にあったデータの比較です）

東京ガールズコレクションは「モデルを見に行くイベント」で、ゾゾコレは「洋服の展示会、予約会」と考えると、買う行為に関してはゾゾコレの方が上回るのもうなずけます。

東京ガールズコレクションは出展料や、出演料を各ブランドから徴収していたと思うので、全体のイベント事業としての売上比較は出来ないんですけどね。

ただ、やはり各ブランドも「服を売る」のが目的なのであれば、その場で試着したり、服が見れる方が良い訳で、今後「展示会」等が流行るかも知れないですね。セールとの住み分けが気になりますが、見せ方（一般のお店に並ぶ前に先行で展示。モデル等も一部パフォーマンス等）で上手く表現できる気もします。

ちなみに読者モデル等が招待される、各ブランドの「展示会」は一般的に４０～６０％割引で購入できます。一般のお客さんにも、そういった機会があっても良いかも知れないですよね。それがきっかけで流行るかも知れないですし。

僕がアパレルブランドプロデューサーなら、東京ガールズコレクションより、ゾゾコレに出展します。

美女ログの宮森渚朝ちゃんの「ゾゾコレ」レポも良かったらどうぞ。
■ZOZOコレにいってきたよ～