2012
09/19

「HEY!HEY!HEY!(ヘイヘイヘイ)」の終了はレコード会社にとって正しい選択なの?

ダウンタウンが司会を務める音楽番組、フジテレビ「HEY!HEY!HEY!」(月曜後8・00)が今年いっぱいで終了することが発表されました。最近は視聴率が1ケタの週もあったとのこと。

「CDが売れない」と数年前から言われ、音楽市場そのものが縮小しているため、音楽番組の終了も、うなずけます。ただ、ふと「レコード会社にとって、それで良いのかな」とも思います。

音楽(アーティスト)で売上を上げる要素として思い浮かぶのは
・CD売上
・ライブ売上
・グッズ売上
・ファンクラブ売上
・DVD売上
・広告(商品タイアップやCM)売上
あたりではないだろうか。

どれも人気があってこそ、それなりの売上が立つものであり、「人気」がないとお話にならない。「HEY!HEY!HEY!」が終了したところで、深夜帯やMTV等でも音楽番組はあるのだが、ゴールデンタイムというのは、やはり幅広いユーザーにアプローチする、有力なプロモーション機会である。

しかも、アーティストの場合、番宣(バラエティ番組等で、俳優が出演作品の告知をする)のような、明らかな「一部宣伝」ではなく、番組そのものが宣伝機会なので、本当に有効なのではないかと思う。

現状、CDもグッズもコンサートも人気なAKB。流れとしては

1)劇場に足を運ぶコアなファンがつく
2)アイドル好きな人が注目し始める
3)小さい音楽番組やバラエティ等に出始める → 基本的にはファンが見る
4)ミュージックステーションやHEY!HEY!HEY!に出演 → ライトなファンを獲得、国民的アイドルへ

って、流れじゃないのかなぁ。ここの「4」がなくなってしまうと、中ヒットしか生まれず、レコード会社としては、 痛い気がする。

何が言いたいのかというと、番組そのものがCMのような物なのだから、各レコード会社がお金を持ち寄ってでも、番組を存続させる価値があるのではという話。

テレビ業界に詳しくないので、
・視聴率が低くてもスポンサーがいれば番組存続は可能か
・ゴールデンタイムのスポンサー料がいくらか
が、不明なので、実現可能かは不明だが、 仮に

1)劇場に足を運ぶコアなファンがつく → 年商5,000万規模
2)アイドル好きな人が注目し始める → 年商1億規模
3)小さい音楽番組やバラエティ等に出始める → 年商1.5億規模
4)ミュージックステーションやHEY!HEY!HEY!に出演 → 年商10億規模

のように、番組がきっかけで爆発するアーティストが1年に1人でもいるのであれば、数億程度は出せるのではないかなぁと思います。

特にアイドル系は「テレビでのパフォーマンスにより、ライト層から囲っていき、コア層に引きづり込む」逆パターンの、収益を上げるモデルもなりたちそうな気がするけど。

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【例】
ミュージックステーションやHEY!HEY!HEY!で初めてジャニーズやK-POPを見る

「やば、カッコいー」

インターネット検索

ハマってきて、CD買ったり、グッズ買ったり

このアイドル好きはライト層なので、MTVとか見ない。
ただ、市場規模としては物凄い大きい。

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どうなんでしょ。その費用対効果を含めても支えられないのかな。

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