2013
05/12

LINEの「スタンププレゼント機能」がAppleの一声で突然停止 プラットフォームonプラットフォームというリスク

いやー。Appleマジでクセモノ。

本日、5月10日15時以降、iPhone版LINEで有料スタンプを友だちにプレゼントする機能の提供を終了することとなりました。

今回の機能提供終了は、AppStoreを運営しているApple社からの要請を受けて実施したものですが、LINEで友だちにスタンプをプレゼントしてお楽しみいただいていた皆さんにはご不便をおかけし申し訳ありません。

▼iPhone版LINEで利用できなくなったこと
・友だちへの有料スタンプのプレゼント (※コイン残高がある場合を除く)
・スタンプをプレゼントするために必要なコインの購入

▼スタンププレゼント用コインの残高がある場合
スタンププレゼント用コインが100コイン以上残っている場合は、全額を使い切るまでご利用いただけます。
もし、残額が50コインのみで何もプレゼントすることができない場合は、下記のヘルプページ内の問い合わせフォームからご連絡下さい。有料スタンプ1パッケージの最少額である100コインになるよう、不足分コインを付与いたします。

詳細とお問い合わせはこちら: http://line.naver.jp/help/categoryId/10187#10341
なお、無料スタンプのプレゼントや、自分で利用するための有料スタンプの購入、Android版LINEユーザーの友だちから贈られたプレゼントの受け取りは、これまで通り行うことができます。

ご不便をおかけして申し訳ありませんが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
(引用元:LINE公式ブログ

現在、アプリのアップデートが間に合っておらず、「プレゼントする」ボタンが残っていることから、Apple側からの遮断が突然(もしくは猶予期間が短めで)来たことが見受けられます。

Appleのデベロッパー用利用規約は結構複雑で、解釈の違いにより、どちらともとれる場合も多いです。よく見かける「友達招待機能」も本来(?)は禁止だったりします。

今回LINEは「Appleから要請があった」と記載されてはおりますが、規約違反により突然リジェクト(AppStoreから消える)される危険性も含んでいます。

Appleはプラットフォーマーなので、LINE等のプラットフォームonプラットフォームをどう思っているのか気になります。もちろん、手数料を得ているため、売上を上げてくれるアプリを制作してくれる会社は好きだと思いますが、Appleがコントロールできなくなる要素(人気アプリをLINEがコントロールする)を含むことは、好んでいないように思えます。

突然LINE(本機能)がリジェクトされる可能性も、当然0では無いでしょう。四半期で58億もの売上を上げるLNE。企業としての最大のリスクはAppleだと思います。LINEは既にインフラの役割を果たしているため、本機能に何か問題があった際は、さすがに猶予期間を長めに設定するとは思うのですが・・・どうなんでしょう。

ガラケー時代のプラットフォーマーであるi-mode(ドコモ)は、コンテンツプロバイダーと一緒にやっていく姿勢を持ってくれておりましたが、Appleだけはちょっと違いそうです。Androidの方が現段階ではやり易そうですね。諸々制限が緩いがために、Androidは危険アプリが蔓延しているので、一長一短ではありますが。

僕自信も現在、ネイティブアプリの全体の戦略(1個のアプリではなく、複数アプリの全体戦略)を考えているのですが、Appleの制限が強くて、やれることが限られすぎて苦戦しております。


金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?

人気記事

    None Found

経済ログ最新記事


Warning: array_slice() expects parameter 1 to be array, null given in /home/users/2/lolipop.jp-964f40ad7b48918/web/wp-content/themes/twentyeleven/content-single.php on line 175
  • No items

コメント

comments