2013
01/24

SNSやミニゲームで集客してからマネタイズサービスに流し込む手法は成り立つのか

無課金サービスで集客してから、有料サービスにユーザーを流し込む戦略。

僕はこの戦略に疑問を持っている。でも、最近実施している企業が多いので「う~ん・・・」とちょっと自分の考えが間違っているのかと悩み始めている(笑)

ちなみに分かり易く図にすると、

この2種類で、最近「間接集客」が多く見受けられるけど、「直接集客」の方が良いんじゃないかというお話。

ちなみに多く見受けられる例をあげると、

Ameba(サイバーエージェント)、コロプラ、LINE(NHN)の3社。他にもあった気がするけどパっと思い浮かばない。

イメージとしては「無料サービスに集めて、有料サービスに流し込む」というのは非常によく解かる。でも、複数WEBサービスを運営した人はよく実感していると思うけど、回遊って相当難しい

何にもしらない人は「無料サービスで100万人くらい囲い込めば、20万人くらいは有料サービスに移ってくれるだろう」とかイメージしちゃいそうだけど、とんでもない。

100万人無料会員がいたら、実際アクティブなユーザーは30万人くらい。その中の1%が回遊サービスをクリックして、その更に1%が実際に登録してくれるって感じ。実際は30人。「え・・・」って思うかもしれないけど、全然あり得る数値です。

ちょっと仮、仮だけど移行率1%で、CPAも適当に差をつけて数字を入れてみる。

こんな感じが僕のイメージ。間接の方が最初のCPA(1人あたりの獲得単価)は安いんだけど、結局移行率が悪いから、直接マネタイズサービスにCPA2,000円で獲得した方が効率が良いというお話。

各社どうなんでしょ。

カラクリとしては、コロプラはミニゲームに対しての広告集客は一切行わないで、面(入口を増やす)をとってGoogle頼みの自然流入集客。LINEはインフラに近い存在になったので、継続率が良すぎて、流入が1%どころではなく、30%程度あるって感じなのかな。

LINE規模まで大きくなのるは至難の業なので、中途半端なことやるんだったら、初めからマネタイズサービスに集客した方が良い気がします。コロプラの手法は他人任せなので市場の初期時かプラットフォームとコネがある時しか使えないですね。

Amebaの全方位戦略は正直よく解らない。売上だけ重視すると、初めから課金系に流した方が効果良さそうな気もするけど・・・どうなんでしょ。200サービス中1個でも超大ヒット(LINEやパズドラ級)すれば良いと思っているのかなぁ。ただ、サイバーエージェントの売上規模だと、数十億はそんなに魅力的な数値じゃないから、プラットフォームとして確立して、GREEやmobageの規模にならないと意味ないから、やはり全方位で行くしかないのかな。mobageとGREEとの差別化は理解できるし。

回遊って本当に難しい。LINEのリワード(スタンプ付与)型流入は本当に上手くやっていると思います。インフラで継続率長い無料サービスつくって、インセンティブ付与型でマネタイズアプリに流入。素晴らしいなぁ・・・。

mixiが死ぬどころか、LINEのタイムラインが全然使われていない件「毎日閲覧する」はわずか10%

上記のように、「無料のグループチャット&通話」で訴求したユーザーに「ゲーム」も響かないはずだったのに、スタンプ付与で強制的に流入させて、結果的にLINE POPのようなヒットゲームを作ってしまった。規模がデカいので、流入数たいしたことなくても簡単に数億規模になるって話だけかもしれないけどね。

なんか結局解決しないでツラツラと思ってる事を書くだけで終わってしまった・・・まぁいっか。

人気記事

    None Found

経済ログ最新記事


Warning: array_slice() expects parameter 1 to be array, null given in /home/users/2/lolipop.jp-964f40ad7b48918/web/wp-content/themes/twentyeleven/content-single.php on line 175
  • No items

コメント

comments