ネクソンがgloops(グループス)を365億円で買収・・・残念に思う3つのこと
ネクソンがgloopsの株式を100%取得し、子会社化すると発表しました。買収価額は365億円。まず、かなり驚きました。gloopsといえば大手SAPの1つ。3本の指(gumi、cygames)に入ります。てっきり上場するもんだと思っていましたし、gloopsの規模だと、買収されるのではなく、する側だと思ってました。
工エエェ(゚〇゚ ェエエ工!?って感じです。
同日発表された、ソフトバンクのイー・アクセス買収より驚きました。「そうかー、そうきたかー」と思いつつ、内心色々と残念です。
1.独立系最大手として頑張って欲しかった
1番はここかな。gloopsはgumiと並んで2大SAPでした。
- mobage側の最大手のgloops
- GREE側の最大手のgumi
最近でこそcygamesが力をつけて2強に割って入ってきましたが、cygamesはサイバーエージェントの子会社であり、サイバーエージェントのバックアップを受けています。
純粋にソーシャルゲーム初期から参入し、超小さい会社から急成長した2大SAPという意味では、想い入れがありました。
インターネットバブル時代の
- livedoor
- サイバーエージェント
- ソフトバンク
のように、業界全体を引っ張ってくれる独立系として、頑張って欲しかったです。
なんで売ってしまったんだろう・・・創業者の梶原さんの闇金問題で上場が難しく、モチベーションが下がってしまったのだろうか。売上や利益は申し分なく、世界展開含め、まだまだやりがいはありそうなのに・・・。
これだけの規模にも関わらず、VCが入っておらず、株の大部分を梶原さんが持っていたため、梶原さんのモチベーション部分も大きかったのかも知れない。
2.売却金額が低い ジャパニーズドリームの限界
今回の売却価格365億。売上240億、営業利益60億を考えると、安すぎる気がする。しかも、ソーシャルゲーム業界はまだまだ伸びる可能性がある。
- KLabが売上56億、営業利益10億で時価総額160億
- クルーズが売上90億、営業利益20億で時価総額84億
これと比較しても365億はかなりのお買い得のように思える。このままのペースを6年間維持するだけで元が取れる。
今、1代で築ける会社としてはgloopsは日本TOPレベルだ。それでも365億。梶原さんは300億以上手にしたことにはなるのだが、売上0のinstagramの800億と比較すると、残念な気持ちになる。
どーんと1,000億くらいでバイアウトして、バイアウトのジャパニーズドリームを見たかった。
3.ネクソンという韓国系(っぽい)企業に買収される
別に韓国が嫌いな訳ではない。日本企業に頑張って欲しいといった思いからだ。アップルやサムスン、NHN(LINE)等、日本はどんどん海外企業に押されてきている。
そんななか、唯一、日本が世界の先頭を走れるかもしれないソーシャルゲーム。そんな代表格の1つであるgloopsが海外(っぽい)企業に買収されてしまう。これは結構残念です。
gloopsが海外企業をどんどん買収する形になって欲しかった。
————
そんなところでしょうか。僕は梶原さんの講演も聞いたことがありますし、gloopsのゲームも遊んだことがあります。友人も働いています。gloops自体がなくなるわけではないので、引き続き頑張って欲しいと思いますが・・・残念です。(おめでたいことなのかもしれませんが)
これから僕は最後の独立系の大物、gumiを更に応援します。国光さんは買収なんかされず、Zyngaを買収するくらいの勢いで頑張ってくれるはず!
365億円でネクソンがgloopsを買収! マジか… 本当に色んなことが起こりまくるな….release.tdnet.info/inbs/140120121…
— 国光宏尚さん (@hkunimitsu) 10月 1, 2012
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