2012
09/26

テレビ特集番組「ソーシャルゲーム急成長のかげで」ソーシャルゲームは悪なのか

僕は仕事でソーシャルゲームに関わっているため、なかなかコメントしにくい部分も多いのですが、番組内で出た、ユーザーの

リアルの世界で努力して結果が出なくても
ゲームの世界では努力すれば努力するほど結果が出る

のコメントがソーシャルゲームの価値だと思います。第2の人生です。パッケージソフトの1人プレイとは違い、ソーシャルだからこそ得られる感覚。

また、ソーシャルゲーム会社の内部文書として掲載された

・課金のポイントを作る
・ゲスト同士の競争を煽る
・ゲームにはまらせる
・パっと集中させ、パッとお金を使って貰う

って悪いのかな・・・って思います。飲食店だろうが、サービス業だろうが、多くの業態(というか全て?)がやっていることです。

ソーシャルゲームは悪だというイメージがあるけど、決して悪ではない。楽しんでる人、それに価値を見出している人は多い。アイテムに何十万かけるのも、その人にとっては、そこに、それ相応の価値があるのだ。

分からない人は多いけど、フィギュアに何十万かける人がいたり、盆栽に何十万かける人がいたりするのと同じ感覚。

ただ1つ負い目があるとしたら「ギャンブル要素」。ここは難しい。

現状ガチャという、ギャンブル要素のある商品を販売している。ただ、これがもし、各カードに個別に値段がついていて、一般的な商品のように買えるようになると楽しいのか。まさしく、「単純にお金かけた人が強い」ゲームになってしまう。

現状、ソーシャルゲームは
・お金かければ最強ということではない(当然強くなる確率は上がる)
・お金をかけなくても努力(例えばログイン回数)で、なんとなる部分も多くある
と、 運要素や努力要素もあるからこそ、重課金ユーザー、ライト課金ユーザー、無課金ユーザーが共存して遊べるようになっている。

よく見るとバランスが取れてるんだよね。特に、努力要素が多くあることは一切報道されないから、そのへんも分かって欲しい。

また、最初無料なのであれば、どこかで課金させない限り、製作費や運用費が稼げない・・・・課金するのは当然のことです。今はソーシャルゲームを1本作るのに億越えも出てきている時代。

無料で遊べる人がいるということは、誰かがその無課金ユーザー分のお金を払っているわけで、それが重課金ユーザーということ。

今までプレステのソフトを買うのに全員が5,000円払っていたのを、10人に1人が50,000円払って、残り9人は無料で遊べている。そんな構図です。そう考えると結構納得できるのではないでしょうか。

とはいえ・・・・という気持ちも当然分かるので複雑です。

何度も言いますが、僕の感想は「ギャンブル要素はあるが、悪ではない」です。
こんなに叩かなくてもなぁ。。

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