2012
08/17

SHARP(シャープ)が倒産危機すぎて自社ビル、工場を売却 株価下落で助け舟来ず

シャープが首都圏の営業拠点を売却する方針を固めたことが16日分かった。
売却により手元資金を厚めに確保し、財務改善を急ぐ。

シャープは東京都新宿区の市ヶ谷ビル(簿価429億円)、東京支社を置く
千葉市美浜区の幕張ビル(同156億円)などについて売却を進め、
数百億円を確保したい考え。同社は来年に償還が始まる2千億円の転換社債
などに対応するため主要取引銀行に協力を要請している。
銀行側も支援する方針で、シャープは資産売却によりリストラを進める。

また、シャープは堺市の大型液晶パネル工場と太陽電池パネル工場が
立地する土地についても、いったん売却して賃借りする不動産証券化を
検討している。液晶パネル工場は7月に台湾・鴻海精密工業との共同運営に移行。
太陽電池工場でも円高と価格下落で採算が悪化している薄膜型パネルの
生産調整をすでに実施しており、抜本的な採算改善策を検討中だ。

シャープは今年3月、鴻海と資本業務提携契約を結んだが、シャープの
株価急落により同社本体に対する鴻海の出資条件をめぐる協議が続いており、
出資金の払い込みは未だに行われていない。
(引用:産経ニュース

先日、「シャープがマジで倒産しそうな感じっぽくて悲しい」で記載したけど、鴻海(以下ホンハイ)が株価下落で助け舟を出すのを拒否していて、予定していた資金調達は無理。再交渉で落としどころを探すべきなのだろうけど、それだと再建に必要な資金が足りない。

やばくて、色々売りまくってるんだと思う。ここまでくると本当にヤバくて、資金繰りがなんとかなるのか、ならないかの自転車操業になってくる。しかも1~3年が勝負。倒産の可能性は多いにあり得る。

銀行や国がある程度助けてくれる可能性は否定できないけれど、ホンハイに株の大部分を渡して、ある程度の経営権を握られるという可能性もあり得る。ホンハイは元々、筆頭株主にはなる予定だったのだけど、当初の予定より持株比率を上げると10%を超え、会社解散請求権が生じてくる。

自力でなんとかなるのか、外国企業の傘下に入ってしまうのか、はたまた倒産か・・・シャープの今後には目が離せません。

 

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