（画像引用：Social Game Info）

各ＳＡＰの決算やDeNA、GREEの決算を見ても国内のソーシャルゲーム市場が一度天井を迎えたのは明らか。そうなるとやはり期待するのは海外売上。

現状、海外で成功しているのはエイチームとサイゲームス。サイゲームスの親会社であるサイバーエージェントの決算を見てみると海外売上は四半期で７．５億円とのこと。月間約２．５億円。日本のApp Store１位が月間１～２億ということを考えると、悪くはない気がする。

また、『Rage of Bahamut』（海外版「神撃のバハムート」）はDeNAとの協業のため、もしかしたらサイゲームスに入る売上はかなり少ないのかもしれない。仮に５割（アップル３割、DeNA２割）だとすると実質５億円分のダウンロードがあるため、それなりの規模と言える。

現在、『Rage of Bahamut』の会員数は３００万人とのことで、国内ゲーム上位が１００～２００万人ということを考えると、こちらも十分な規模である。

ただ、今後国内市場の倍になるかといえば、App Storeだけではどうにもならず、mobageやGREEのプラットフォーム自体の規模拡大が肝になってくると思われる。国内でもAppStoreでの売上シェアは、たいしたことはなく、ブラウザでのゲーム売上が大半である。（appleの手数料の関係でネイティブアプリ参入の壁が高いことも関係している）

僕自身、海外に詳しくない為、どの程度課金の文化があって、ＧＲＥＥやmobageがどのようにプロモーションをかけているのかも分からないため、なんともいえないが頑張って欲しいと思う。

ただ、米国AppStore１位で月２億は売上が上がるという、実績が出たのは好材料ではないだろうか。（ちなみに、本作は米国以外も１８ヶ国で上位に入っており、合算の売上が２．５億です）